ラーメン屋さんに学ぶ期待値が高いほどがっかり感も否めない

齋藤
今回お話をさせていただくのは、先日行ったラーメン屋さんの話。整体院にラーメン屋の話持ってくるなよ。と言うのはちょっと待ってください。他業種の方がよりわかりやすくなると思い、今回は事例としてお話をします。内容は期待値。良い意味でも悪い意味でも期待値が裏切られると状況が大きく変わったりします。ラーメン屋さんで感じた内容と治療院に置き換えたときの話をさせていただきます。

6年連続ナンバーワンの称号を得た尼崎にあるラーメン屋さん

私が先日兵庫県尼崎にあるラーメン屋さん。

名前は伏せたいので、RBと言う名前でしたいと思います。

店主のこだわりがすごく

  • お水
  • 食べ方

など、独特の雰囲気がありました。

ラーメンオブザイヤーと言うものが東京であり、そこで醤油ラーメンが6年連続で1位になったと言うものです。

嘘ではないので、ここまではいいとしましょう。

しかし、このラーメンオブザイヤーが凄いのかどうかはわかりません。

モンドセレクションみたいな感じとも考えてしまいます。

実際の口コミも

おいしかったと言う所とあまり美味しくなかった。

かなり賛否が分かれています。

私個人的にはおいしかったと思うのですが、6年連続ナンバーワンと言うのに引っかかる方が多かったのも現状でした。

また、お店の中のルールに関しても期待値と違いお客さんが思っていたものと大きくかけ離れていたような状況でした。

具体的な口コミとともに我々の整骨院や整体院と照らし合わせながらお話をしていきます。

6年連続ナンバーワンの醤油ラーメン

6年連続ナンバーワンと言われれば期待値で上がりませんか?

お客さん
どれだけ美味しくて、どれだけ今まで食べたことがない醤油ラーメンが出てくるんだろう

と言う期待感があります。

私も期待をしながら向かったのですが、実際に食べると?と言う感じでした。

普通においしいんですよ。

でも、スタートの期待値が上がりすぎてしまって物足りないところがありました。

美味しいけど、とてつもなく美味しいわけでもない。

また、麺に関しても、お水に関してもお店の雰囲気作りもとてもこだわっていたと思います。

ただし、内装がとてつもなく綺麗なわけではなく…と言う感じでした。

いろいろな意味で徹底的にこだわっていただければなと思いました。

当院は地域ナンバーワンの改善率

整骨院も同じ傾向にあります。

地域ナンバーワンの改善率や、リピート率等を謳っている整骨院や整体もあります。

何を基準にナンバーワンと言っているのかがよく分かりませんが、ナンバーワンと言われれば、私のイメージだと

1回で良くなる。劇的に症状が解決する

と言うようなイメージを持ってしまいます。

実際に行った時、症状が少し改善して良くなったとなったとしても驚きがありません。

期待値が上がってしまうので、他の所と比べれば良くなったかもしれないけれども、劇的に変わったかと言われればそうでもない。

と言う風なハードルを上げてしまっている分だけ結果に満足しにくくなってしまいます。

  • 1回の治療で劇的に改善する。
  • 難病もよくなる。

こんな風に言われると、がっかり感と言うか、痛みが半分になったとしても文句を言われてしまいます。

普通に考えたら半分になったらすごいんですけどね…

お客さん患者さんが求めている事は一体何なのか?

ここでラーメン屋さんと我々と治療院業界のをお話をしましょう。

ラーメン屋さんであればお腹が空いていておいしいものを求めている。

治療業界であれば、自分の悩みや体の症状が解決できるところを求めている。

求めているものは違えど

悩みを解決したいと言う意味では同じですよね。

うちの治療を受ければ劇的に症状が改善すると言うふうに書いてあれば、ハードルが上がりすぎてしまいます。

集客ができるかもしれませんが、リピートで外す可能性が非常に高くなってしまいます。

例えば、

当院の治療は1回劇的には治りませんが、継続すると治ります。

と言う形を集客するとリピートをさせるのは非常に簡単だと思います。

入りが全く違いますから。

ラーメン屋さんで考えると

店主
私の店舗では、出汁にこだわりを持っています。がつんと言う感じではなく、何度も何度も毎日食べたくなる味です。

と言うふうに同じように興味を持たせることができても、期待値の上がり方が違うところにあるのかわかるでしょうか?

ナンバーワンを出してもいいけど、”ここだけ”で戦うと期待値が上がり過ぎてしまいます。

言葉1つや表現1つで捉え方が大きく変わってくるのがわかると思います。

地域ナンバーワンと言う言葉が悪いのではなく、それを行うことによって周りの方がどのように思うのかを考えなければいけません。

ホームページの集客、YouTubeの集客も同じことが言える

集客の話に戻したいと思いますが、ホームページでもキャッチコピーで

当院の施術を受ければ劇的に改善します。

などがよくあります。

これを言いたい気持ちはわかります。

この表現をすると、集客力は上がります。

他とは全く違うので、当院の施術を受けてみてください。驚くほど良くなります。

などのような表記があると集客ができます。

しかし期待値以上の超えるものをしようと思うと非常に難しいです。

元々10に痛みがあり、その痛みが5になったとしても『まだ5も残っている』と言う表現になってしまうからです。

次はYouTubeで考えてみましょう。

このストレッチ方法をすれば30秒間で腰の痛みが改善します。

と言うものがあったとしましょう。

再生回数もそれなりに増えるし、実際良くなる方もいると思います。

中にはあなたの治療院に興味があり治療を受けてみたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実際に行くと

施術者
あなたの腰痛は悪いから6回ほど通わないと良くなりませんよ

と言われたとしましょう。

YouTube上では劇的に30秒間で治ると書いているのにもかかわらず、実際に行くと6回の治療もかかる。

なんで?

と言うふうな疑問を持たないでしょうか?

これが先程のラーメンのナンバーワン、1回で劇的に治ると考え方は同じになります。

ラーメン屋さんと同じ部類にするな。

と言われるかもしれませんが、基本的な考えや欲求は同じです。

ホームページに関しても、YouTubeに関しても、そこまで煽る必要はしなくても集客することができます。

逆に、このような中毒性がある集客方法を使うと、魔法のような感じになってしまうので、自分自身がどんどん抜けなくなってしまいます。

一時的に戦略的に使うのであれば賛成はしますが、一生このままと言うのはやめるようにしましょう。

一撃必殺ほど魅力的ですが、本当に技術がある先生は

玄人
変化が出せるけど治すのは時間かかるよ

当たり前と言えば当たり前ですよね。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

今回はラーメン屋さんと治療業界の比較をしました。

私がいたRBは普通においしかったので非常に満足はしています。

ただ、リピートはないなとも感じました。

ラーメン批判をしたいわけではなく、とてももったいないと感じました。

Googleの口コミなどを書いている方を見ていると期待値を上げ過ぎている傾向にあります。

このような考え方治療院業界でも重要です。

ぜひ考えて行うようにしてみてください。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

28歳で開業。 独学やセミナーで経営の勉強。 月40万円以上使って広告費を使うがリピートが取れず利益が出ない状態。 休みもなく、家族との時間も作れない期間が2年間も続く 現状打開の為にYouTubeを使う。60本の動画でも全く集客できず。 試行錯誤を加えて月に25名動画で集客をし、全国から患者さんが殺到。 現在はリピート患者さんで予約が埋まる。 全国の視聴患者さんの為、自分のノウハウを全国の治療家に向けてセミナー、コンサルティング実施。