整骨院の営業時間を変える?売上を上げる営業時間の決め方

齋藤
営業時間って、一度決めると中々変えずらい。どうやって営業時間を考えていくのがいいのだろう?実際に私は営業時間を3回変えています。います。なぜわざわざ営業時間を変えているのか?また、どのようにして変えていけばいいのか?そんな話を今回しています。営業時間を変えるだけで売上は確実に変わりますよ。

営業時間の基準って何を考えたら良いの?

営業時間ってどうやって決めたら良いのか?

と疑問に思っている方も多いかもしれません。

実は私も最初は適当に決めました。

一般的には

午前9時から12時

午後は15時から20時

までの様に設定しているところが多いと思います。

これが悪いと言うわけではありません。

私も開業当初は

午前中が9時から12時

午後が14時30分から19時30分

このような形で営業していました。

次に行ったのが、

9時から12時、午後は15時から19時30分

営業時間を逆に減らしました。

そして現在は10時から19時30分のお昼休みはなし。

このような形で営業時間を変えるようにしました。

営業時間を考えるときにいろいろな判断基準がありますが、1つ大きな指標として

売り上げをいくらに持っていきたいのか

ここから考える必要があります。

またお金の話か。と言われそうですが非常に重要な部分ですので無視できないところです。

まずあなたが月の売り上げどれぐらいの金額が欲しいですか?

実際に計算をするのですが、そもそも希望する売り上げが挙げられる営業時間ではない。

と言うことも少なからずあります。

売り上げから考える営業時間

例えばあなたの目標の月商が100万円とします。

すべての予約時間が埋まると言う事は考えにくいので、予約時間に対して60%から70%埋まっているとします。

そのように考えると、月の売り上げが160万円から180万円程度売り上げられる枠の数にしておかなければいけません。

単価の設定もする必要がありますが、単価を6600円で考えて見ます。

目標の月商100万円にしようと思うと1ヶ月間に

151人治療をする必要があります。

週休2日で考えると、31日営業日数があると月の休みは8日間。

営業日数は23日となります。

営業時間を8時間。1枠30分で考えます。

1日に見ることのできる施術人数は16人

16人✖️6600円で105600円。ここれが1日に売り上げることのできる最高の金額です。

105600円✖️23日で2428800円が1カ月間すべて予約が埋まった場合の売り上げです。

これに6割稼働で考えると

1457280円

7割り稼働で考えると

1700160円

このような数字になります。

このような計算であれば売り上げ100万円を達成するのは比較的簡単に感じないでしょうか?

実際にあなたの治療院の営業日数や、単価が分かりませんがこの計算式でいちど当てはめてください。

極端な話をします。

今の計算で売り上げを平均250万円をあげたいと考えます。

どれだけ予約の枠が埋まったとしても最高が2428800円。

この時点で目標に達成するのは無理です。

こうなったときに単価を向上させるか、施術時間を減らして1日に見える人数を増やすか、もしくは営業時間を伸ばすか。

1人治療院になったときにはどのような戦略で売り上げを上げるのかと言うのを営業時間も組み込んで考える必要があります。

最高売り上げだけで判断をしてしまうとほぼそのようにならないので、最高売り上げから6割もしくは7割の数字で考えるのが理想的です。

単月で行くのは可能かもしれませんが、1年間を通して継続的にするのはほぼ不可能に近いです。

今のあなたの営業時間売り上げを達成するために可能な時間でしょうか?

それとも休みを増やしても余裕で達成ができるでしょうか?

まずはそこの計算からすることをお勧めします。

ちなみに私の場合は

平日10時から19時30分

土曜日は9時から17時

週休2日

日曜日と祝日は休み

施術の1回単価は9800円

施術時間は1枠30分間

このような数字となっています。

先程の31日の日数で考えると最高売り上げは

3978800円

この数字がすべての予約が埋まりフル稼働したときの達成できる数字です。

実際には週休3日だったり、休みを自由にしているのでこのようになるわけではありません。

ただしこれだけの余裕があるので6割稼働、7割稼働でも売り上げ利益を出すことができます。

要は営業日数を決める時、営業時間を決めるときには逆説的に考えて1年間を通して売り上げの構成を考える必要があると言うことです。

営業時間は地域によって差があるのか?

営業時間は正直地域によって差はあると思います。

私自身分院展開をしているわけではないので正直わからない部分もあります。

ただ、ビジネス街と住宅街では営業時間の変更は必要と考えます。

例えばビジネス街などのようなところでは平日は人で賑わうかもしれませんが、祝日、日曜日などは人通りが少なくなる可能性があります。

朝9時から診療したとしても、ビジネス街ではいらっしゃる可能性は少ないです。

主婦さんの層を狙うよりも、仕事帰りや昼休み休憩中などを狙うので夜遅くまですることが理想的でしょう。

逆に住宅街の場合は主婦さん学校が近くにあれば午前中から診療を始めて、夜の時間は早めに切り上げると言うのも1つの手かもしれません。

田舎であれば朝早くから始まり夕方から終わると言うのも戦術としては 良いと思います。

開院もも10時からとか9時からとか始める必要はなく、柔軟に対応すればいいと思います。

地域とあなたが狙うターゲット層によって全く変わってきますね。

主婦の方を始めたいのに夕方から診療する必要はありません。

夜のお店が多い所では晩から明け方に治療院をするのも1つの差別化として面白いかもしれません。

学生さんを集めたいのであれば夜の遅い時間までして開けた方がクラブ帰り来れる可能性はあります。

ちなみに私は学生さんを一切ターゲットにしていないので夜遅く開ける事はまずありません。

理想的な治療院の営業時間は?

どのターゲット層を狙うかにもよってきますが、個人的には

お昼休みはとらず常時開けている方が予約のコントロールと、集客のコントロールはしやすいと感じます。

基本的にはお昼休みを取るところが多いと思います。

それ自体は悪いわけではありませんが、お仕事によっては夜勤が多いところもあるでしょうし、看護師さんのように出勤がバラバラの方もいらっしゃいます。

私の所では病院が近所にいくつかあるので夜勤の方も通いやすいように昼間も空けています。

なぜならば夜勤が終わったらその足で来ることが非常に多いからです。

先ほどと同じで絶対にこの時間じゃないとダメと言うわけではありません。

私の考えでは、1人治療院で行う場合はお昼休みはなしで常に開いている方がコントロールは非常にしやすいです。

私が営業時間を変えた理由と休みを不定期にした理由

完全に個人的な好みもありますが、間が変に開いてしまうと治療のリズムが悪くなるのでできるだけ予約のコントロールをしたかった。

と言うのと、先ほど売り上げの計算をしましたが自分の理想の売り上げを達成するために営業時間をコントロールしました。

休みが不定期にした理由は、月によって営業日数はバラバラです。

月によっては31日ある、2月のようにそもそも日数が少ないところ。

お盆や正月のように休みが多いところなど1年間で考えても波がかなりあります。

固定の休みにしてしまうとその日は必ず休みになってしまいます。

コントロールがしにくいので不定休にしておくことでこちらのリズムに合わせてご案内することができます。

患者さんに合わせて営業日数を決めていることも営業時間を決めていくことも重要です。

しかし、それで同時に治療のパフォーマンスを上げるため自分自身をコントロールする意味で日数や営業時間を自分好みにするのも重要だと考えます。

治療日である以上自分自身が商品だからです。

このような理由から営業時間はお昼休みの連続でしています。

治療のパフォーマンスを上げるためにも予約枠のコントロール

営業時間からは少し話はズレますがすごく大事な話なのでご覧いただきたいです。

予約枠のコントロールと言うのは変に間を開けずできるだけ連続で患者さんを見た方が良いと言うことです。

例えば10時から19時30分

私の営業時間はこれです。30本刻みに1人の患者さんを診察することができます。

朝の10時に1人、11時に1人、11時30分に1人、12時30分に1人、13時30分に1人。

合計3時間30分の間に後に見る計算になります。

このような予約をよく見ることがありますが、非常に効率が悪いです。

来ることができるできないもあるかもしれませんが、予約を詰めることによって10時から始まれば12時に最後の予約で5人終わります。

見ている人数は同じだけれどもその後に余白が出ますよね。

その時間帯に食事をしたり、雑用したり、デスクワークをしたりするなど時間を作ることができます。

予約をしっかり埋めることで治療にリズムができるので変にだれることもなく専念することができます。

予約枠のコントロールをするためにも営業時間と言うのは柔軟に対応する必要があります。

あくまでもこの考え方は私の個人的な意見なので必ずしも全員に会うわけではないです。

ただ、少なくてもダラダラするよりは集中的に治療したほうが絶対にいいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は治療院で営業時間をコントロールする方法。

どのように考えて営業時間を決めていけば良いのかの話をしていきました。

適当に考えれば良いのではなく、あなたが得たい売り上げ

地域によって最適な時間帯

そして自分の体が無理なく治療ができる時間

これらをトータル的に考えて営業日数を考えていきます。

そして営業時間も書いていきます。

一度営業時間を決めると変えにくいイメージがあるかもしれませんがそんな事はありません。

12時間は反転するのはさすがに患者さんが入るかもしれませんが、1時間2時間程度の変更であれば文句を言う人はほとんどいらっしゃいません。

自分の体のことも考えながら営業日数や営業時間を変えてみてはいかがでしょうか?

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ABOUTこの記事をかいた人

28歳で開業。 独学やセミナーで経営の勉強。 月40万円以上使って広告費を使うがリピートが取れず利益が出ない状態。 休みもなく、家族との時間も作れない期間が2年間も続く 現状打開の為にYouTubeを使う。60本の動画でも全く集客できず。 試行錯誤を加えて月に25名動画で集客をし、全国から患者さんが殺到。 現在はリピート患者さんで予約が埋まる。 全国の視聴患者さんの為、自分のノウハウを全国の治療家に向けてセミナー、コンサルティング実施。