目次
整骨院で分院展開をするメリットとデメリット
まず1番最初に分解をするメリットとデメリットについてお話をします。
整骨院が分院展開をするメリット
- オーナー、経営者は現場に出る必要がなくなる
- リスクを分散できるので売り上げ利益がキープしやすい
- 広い地域で患者さんを見ることができる
- 広告の数が勝負できる
これがメリット。
経営者は倒れたら終わり
これよく聞きますよね。
私もよく言われました。
分院展開をして自分が現場に出る必要がなくなるとその分だけリスク回避になります。
自分は経営のほうに専念して、現場はスタッフに任せる。
これが1番の魅力でしょう。
また、いろいろな場所で出店するので多くの患者さんの悩みを解決することができると言うのも大きなメリットです。
1人治療院では見る患者さんの数が決まっているので多くの方を救うのは難しいというのがあります。
整骨院が分院展開をするデメリット
- 新規の数がひとり治療院に比べて多くいる
- 技術の統一性をはからなければいけない
- 回数券、プリペイドカード販売が中心になってしまう
- 固定費が非常に増える
- リクルート活動、離職の悩みが尽きない
分院展開もメリットばかりではありません。
1番1人治療院と違うのが技術の統一性です。
基本的に自分の技術能力が高いとしても、スタッフ同じようにあなたの技術についていけるわけではないです。
完全に統一性を図ろうと思うと、マニュアルと言うものが重要です。
1人治療院でもマニュアルは必要かもしれませんが、治療内容はその人に合わせて行うことができます。
それに比べて分院展開をしているところでは、どうしても統一性をはからなければいけません。
そうしなければ収拾がつかなくなってしまうからです。
またリクルート活動、離職と言うのに常に追われる必要があります。
これはどこの会社もそうかもしれませんが、整骨院の場合
開業ができるので、技術と経営がわかればやめてしまうと言うのもあります。
やめても世間は甘くないですけどね。
そうなるとまた1から教育をし直さなければいけないと言うデメリットもあります。
いつやめてもいいように人数を多めに取ったり、教育システムをきっちりするのはこのためですね。
これができていないと一時的には売り上げも上がり、利益も向上するけどもあっという間に苦しい状況になりかねません。
そしてもう一つが新規の数です。
スタッフが4人、5人いるのに、新規の数が月15人では話になりません。
症状の重たい人ばかりを集客できても、治せることができなければ経営は難しいです。
ではどうするかと言うと、
悩みの浅いライトの患者さんをたくさん集めて収益を取る。
という仕組みに変更しなければいけません。
そうしなければある程度数が集まらないからです。
例えば1人15人の新規が必要であれば、4人もしくは5人の施術者がいれば60人から70人の新規が来なければ施術者が暇を持て余してしまいます。
そこに広告費をかけなければいけないので思ったよりも利益が残らないと言うのも現実的にあります。
そのために回数券やプリペイドカード、継続課金と言った仕組みで患者さんを逃さないようにするわけです。
この3つが1人治療院と大きな違いです。
1人治療院で運営するメリットとデメリット
次にお話をするのは1人治療院、整骨院で形をするのにメリットとデメリットを話をします。
1人で整骨院ので経営するメリット
- 技術は自分がしたいものをチョイスし、オリジナリティーを出せる
- 新規の数は少なくても利益が十分に出せる
- 変化や変更があったときに自分の行動次第ですぐに路線変更を行うことができる
- フットワークがとても軽くなる
- 経費がほとんどかからないので利益が出しやすい
- 難しい症状でも見ることができる
こんな感じ。
基本的には分院展開をしている整骨院の逆と考えて下さい。
1人で整骨院を経営するデメリット
- 自分が倒れたら終わり
- 売り上げの上限が決まってしまう
- すべての作業を自分がしなければいけない
1人治療院ではこのような形でしょうか。
最大のメリットは舵取りが非常にしやすい。
これが1番でしょう。
分院展開をしている整骨院では経営者が思いつきでやろうと思ってもそれなりの時間がかかります。
お金も労力も分院展開している整骨院に比べて、1人治療院であれば正直明日からやろうと思えば簡単にできます。
そのかわり協力者がいなければすべての作業を自分1人でしなければいけないと言うデメリットもあります。
どちらの方が良いとか悪いと言う話ではなく、あなたはどちらの道を進めたいのか。
ということに焦点を絞って考えてください。
私はこのメリットとデメリットを考えるときに1人治療院で生き残るということを決めました。
1人治療院が今後生き残るためにしなければいけないこと
私が考えるには3つあります。
- 整骨院以外のビジネスを考える
- 専任のスタッフではなくアウトソーシングのスタッフを置く
- 自分の技術を高める
1つずつ説明をしていきます。
整骨院以外のビジネスを考える
基本的に整骨院の仕事を中心に自分にできることを行っていきます。
例えば私のようにYouTubeを教えたり、集客の方法、治療院の経営の方法教えるのも1つでしょう。
YouTubeから広告収入を得ると言うのも1つの手だと考えます。
投資案件に行ったりなどするのも良いのですが、あなたが1番やりやすい、もしくは興味があるものから始めてみてください。
まずは1つの目標として新しいビジネスを行い、自分の治療院の家賃もしくは広告費が新しいビジネスで賄える位までを目標にしてください。
別に治療院じゃなくても自宅の家賃を1つの目標としても構いません。
何か生活の中で固定費になるものを整骨院以外のビジネスで得られることが重要です。
私はまず1番初めにこれを目標に行ってきました。
専任スタッフではなく、アウトソーシングで考える
1人治療になると全てやらなければいけません
- 売り上げの計算
- 経費の計算
- 広告の作成
- 広告の運用
- 院内の掃除
- 整理整頓
- YouTubeの撮影
- YouTubeの編集
- ホームページの修正や画像作成
など。
これが全て自分1人でしなければいけません。
すべて簡単にこなせるよと言うのであれば特に問題は無いかもしれません。
しかし時間は無限ではないのでどうしても限界が来てしまいます。
そんな時にスタッフを雇うと言うのも1つの手かもしれませんが、経費をかけたくないと言う方もいらっしゃるでしょう。
そんな時にとても便利なのがアウトソーシングをするという考え方です。
今挙げた以外でもあなた自身が行っていることを全て紙に書き出してみてください。
その中であなたがしなくても他の人でもできる。
と言うものを選んでください。
それをすべてアウトソーシングします。
例えば私で考えると、
- 売り上げの計算や経費の計算
- YouTubeの編集
- 院内の掃除や整理整頓
等は全て任せています。
それもパートアルバイトの方に全てやってもらっています。
広告の運用や税務関係なども全てアウトソーシングです。
スタッフを雇うと言うことも大事かもしれませんが、どちらかと言えばその時に必要な方だけスタッフにやってもらう。
という考え方もすごく大切です。
すべてあなたがする必要はありません。
これができるとあなたの時間は格段に増えます。
先程の新規事業をしましょう。
というのもアウトソーシングができるとあなたの時間があくので非常にやりやすくもなります。
自分の技術を高める
治療家であれば当たり前かもしれませんが、治療技術は非常に大切です。
先ほど分院展開をしているところは統一性を考えなければいけない。
ということを話をしました。
という事はあなたも単純に悩みの浅い腰痛や肩こりを相手にしてはいけません。
なぜならば広告費の勝負になってしまうと分院展開をしているところや大手には到底勝てないからです。
自分のところは100,000円しか広告を出していないけども、大手は300,000円400,000円を平気でかけてきます。
地域活動も積極的に行って行きます。
そのような状態になってしまうと体力が奪われてしまうので負けてしまいます。
そうではなく大手が手に出さないような悩みの深い症状に焦点を当てて行っていきます。
悩みが深ければ深いほど大手に行くよりも個人でしたほうが治りやすいと考えている方も少なからずいらっしゃいます。
また大手にいって治らないから個人のところに来ました。
と言う方もいらっしゃいます。
そういう時にあなたが治せないのであれば話になりませんが、もしもあなたが治せるのであればその方は確実にファンになってくれることでしょう。
このような形で大手に負けないためにも戦略をある程度考えていく必要があります。
まとめると自分の整骨院メインのビジネスから派生できる新規事業を考えること。
自分がしなくても良い事はすべてアウトソーシングする。
技術を研磨して症状の重い方、難治の方を見るようにする。
この3つさえできれば1人治療院でも確実に集客することができますし経営も安定します。
ちなみに私がこの方法を3つを行っていて毎月確実に利益を出すことができています。
全く関係ありませんが、私は趣味がキャンプです。
好きなときに休みが取れて利益も取れて、ソロでキャンプをしたり家族でキャンプをしたりなど楽しめているのもしっかりと利益が残るからです。
これができたら整骨院で分院展開している所に負けない
今たくさん書かせてもらいましたが結局1人治療院のメリットデメリット。
整骨院で分院展開をしているメリットとデメリットの立ち位置をしっかり知ることが重要です。
そして、自分ができることとできないことをしっかり理解をしてそれに対してどのようにしていくのか。
ということがわかりさえすれば基本的に大手が来ても負ける事はありません。
一時的に大手が来たら患者さんが奪われるかもしれませんが、コンセプトをしっかりずらしていけば問題はありません。
治療院のコンセプトとは何か?
例えば、今お話しした通り分院展開ではたくさんの人数を雇ってみると言うよりも回すと言うことを重要視するところもあります。
1人治療院の場合は一人一人丁寧に個別対応ができますよね。
担当が変わることもありません。
であればそれを全面的にうたうわけです。
そのようにすると飲食店でもチェーン店の方が安心できる。
と言う方もいらっしゃれば機械的な対応よりも個人店の方が私は好きだ。
と言うふうに必ず分かれます。
その選択肢の中にあなたが入っていれば集客に困る事はありません。
1ヵ月間に30人も40人も正直新規は必要ないですからね。
毎月15人から20人の新規集客ができれば治療院のビジネスは普通に成り立つことができます。
少し話がそれましたね。
コンセプトをしっかりと打ち出して、自分の治療院は大手とはこういうところが違うよ。
分院展開してるところとはここが違うよ。
ということをしっかりと持ち出せるようにしていきましょう。
整骨院で分院展開をしたい?それともしたくない?
最後のな質問はこれになります。
1人治療院にもどういう展開をしている整骨院にもやはりメリットとデメリットが存在します。
一概にどちらが良いと言うのはお話しすることはできないです。
最終的にはあなたがどちらの道を選ぶのかということに他なりません。
私が1人治療院を選んだのは今後のことを考えると分院展開をするメリットよりも1人治療院で行い新規事業を広げていく方がメリットが大きいと思ったからです。
そしてもう一つスタッフを雇い技術の質を低めながらしていくと言うのに疑問を感じたので情熱が全くわかなかったです。
1時私もスタッフを雇って店舗も決めて分院展開をするぞと意気込んでいましたが、最終的には一切情熱がわかなかったのでやめました。
あくまでも私の意見なので、あなたが分院展開を目指すのであればそれを目指しましょう。
そうでなければ、今お話しした内容をしっかりやっていただければ基本的に1人治療院は確実に生き残ることができます。
お互い頑張っていきましょう。
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