治療院経営で考えたい5つのこと|新規集客・リピート・治療技術・利益・投資

治療院経営で考えたい5つのこと|新規集客・リピート・治療技術・利益・投資スマホ
2026年9月27日に開催したセミナーでは、新規集客、リピート、治療技術の選び方、利益の残し方、そしてお金の増やし方についてお話ししました。この記事では、その内容を振り返ります。治療院は魅力のある仕事です。一方で、自分が働くことで収入を得るという面もあります。

自分の体や家族に何かが起きたとき、あるいは災害などで仕事を続けられなくなったときに、どう備えるか。

日々の経営を整えながら、労働収入だけに頼りすぎないための考え方もお伝えします。

新規集客の目的は、自分の存在を知ってもらうこと

SNSや広告など、集客の手法は増えています。

しかし、どの手法を使う場合も、まずは自分の存在を知ってもらうことが出発点です。

動画で考え方を伝える。SNSで情報を発信する。ホームページに改善事例や患者さんの声を掲載する。近隣のお店や事業所を訪ねて挨拶をする。

動画、文章、対面という伝え方の違いはあっても、目的は共通しています。

治療院では、患者さんがどのようなことで困り、どのような経過をたどったのかを具体的に伝えることが大切です。

患者さんの声や動画での情報提供も、自分の考え方を知ってもらう助けになります。

ただし、一人治療院や少人数の治療院が、いつまでも大量の新規患者さんを必要とするとは限りません。

長く通ってくださる方が増えれば、新規の受け入れ枠は自然と変わります。

新規の人数だけを追う前に、次にお話しするリピートも確認してみてください。

リピートを考えるときは、患者さんの悩みから始める

私がリピートで最も大切にしているのは、患者さんの悩みを聞き、「どうなればうれしいか」を確かめることです。

同じ腰痛でも、「まず痛みを軽くしたい」という方もいれば、「山登りを再開したい」「長時間歩けるようになりたい」という方もいます。

可動域や前屈の数値に変化があっても、その方が望む生活につながっていなければ、十分に応えられたとは言えません。

実現できるかどうかも含めて話し合い、目標に向けて何を確認するかを考えます。

私は経営上の目安として、初回から2回目の来院はほぼ全員、5回以上の継続は約8割を意識しています。

これは治療院ごとに一律に当てはめる基準ではありません。

来院が続かなかった方についても、理由を決めつけず、問診、説明、施術内容、予約の取りやすさなどを振り返るための数字です。

開業して1〜2年なら、月に20〜30人の新規を受け入れられることもあるでしょう。

一方、開業から4〜5年たっても同じ人数を常に必要とするなら、既存の患者さんとの関係や通院の経過を見直す余地があります。

たとえば10人のうち6人が継続した場合、継続率は60%です。

残りの4人が来院しなかった理由は一つではありません。

必要な施術が終わった方もいれば、期待と説明が合わなかった方もいるかもしれません。

数字の内訳まで見ることが大切です。

そしてもう一つ重要な事は

リピートしたい=嫌われている可能性

これは現実としては嫌かもしれないですが、実際にあり得る話です。

割引で新規を増やしたり、回数券やサブスクで継続を確保したりする前に、患者さんが何に困っているか、その悩みにどう向き合えているかを確認したいと思います。

治療技術は、選び方と学び方が大切

技術の勉強を続けている先生は多いと思います。

私がおすすめするのは、

まず一つの手技や考え方を選び、徹底して学ぶことです。

同時に、講師がその技術を現場でどう使い、結果をどう確認しているかも見てください。

以前、私がある手技を学んだ際、講師が示した変化と、実際に行っていた施術との間に違いを感じたことがありました。

その手技自体の価値とは別に、「教えていること」と「実演で行っていること」が一致しているかを考えるきっかけになりました。

元々操体法をしていました。

「この方法で結果もでるし、症状も改善する」

とビフォーアフターをとっても結局結果が出ず。

最終的にはマッサージとトリガーポイントのゴリ押しで結果を出していました。

その時点でその先生のセミナーは行くのをやめましいたけどね。

講師の説明だけで判断せず、検査の仕方、施術後の確認、現場での使い方まで見て学ぶ。月に1回でも構いません。定期的に勉強会へ参加し、自分の臨床で確かめながら技術を磨いていきましょう。

売上よりも、手元に残る利益を見る

SNSでは「売上がいくら増えた」という話をよく見かけます。

売上が伸びるのはうれしいことですが、経費も増えていれば、手元に残るお金は思ったほど増えないことがあります。

たとえば、売上が1億円で利益が1,000万円の事業と、売上が5,000万円で利益が2,000万円の事業。

売上の大きさだけでは、経営の余裕は判断できません。

借入や手元資金なども含めて見る必要がありますが、まずは利益がいくら残っているかを把握することが大切です。

最初に確認したいのは、事業の固定費と変動費です。

生活費についても同じように整理し、毎月いくら必要なのか、売上がどこまで下がると厳しくなるのかを知っておきます。

自分の損益分岐点を把握することが、利益を残す第一歩です。

一人で経営していると、「このくらいの支出なら大丈夫」と判断しがちです。

毎月続く固定費から見直し、必要な支出とそうでない支出を分けていきましょう。

以前、一緒に働いていた先生が、月の売上を50万円伸ばして過去最高売上を達成したことがありました。

ただ、その月は経費も30万円増えていました。

売上の増加が毎月続くとは限らない一方で、増やした経費は翌月以降もかかることがあります。

そうなると、売上が増える前より利益が少なくなる月もあります。

「売上は上がった」という結果だけでは、経営の実態を見誤ることがあるのです。

投資は、労働収入以外の選択肢を知るために

最後にお話ししたのは投資です。

すぐに投資を始めましょう、という話ではありません。

事業や生活に必要なお金を確保したうえで、手元資金の一部をどう活用できるかを知っておくことが目的です。

たとえば1,000万円を運用し、仮に年5%の配当を受け取れた場合、税引き前では年50万円です。

ただし、配当額や価格は変動し、毎年同じ金額を受け取れるわけではありません。

投資元本が減る可能性もあります。

治療院以外からの収入が少しでもあれば、働けないときの備えや、家族との時間を考える余地が広がります。

仕組みやリスクを学び、事業資金との区分や税務上の扱いは顧問税理士にも相談しながら、自分に合う方法を検討してください。

参加された先生方の声

 

参加された先生方の声

セミナー後にいただいた直筆のご感想を紹介します。画像を押すと大きくご覧いただけます。


セミナー参加者の直筆アンケート 1
参加された先生の声 01

セミナー参加者の直筆アンケート 2
参加された先生の声 02

セミナー参加者の直筆アンケート 3
参加された先生の声 03

セミナー参加者の直筆アンケート 4
参加された先生の声 04

まとめ

今回お伝えしたのは、新規集客、リピート、治療技術、利益、投資という五つの視点です。

新規集客の力をつけることは大切です。

そのうえで、治療院を続けるほど、患者さんとの関係や定期的な来院、手元に残る利益にも目を向けたいと思います。

今の自分に必要なのは、知ってもらう機会を増やすことか、患者さんの悩みをより深く聞くことか、技術を磨くことか。

それとも、支出や資金の使い方を見直すことか。

下記の25項目のチェックリストも参考に、ご自身の治療院の現状を確認してみてください。

今の治療院経営を、5つの視点で確認

新規集客、リピート、治療技術、利益、投資。 25項目のチェックリストで、今の状況を振り返ってみてください。

治療院経営の現状をチェックリストで確認する

ABOUTこの記事をかいた人

28歳で開業。 独学やセミナーで経営の勉強。 月40万円以上使って広告費を使うがリピートが取れず利益が出ない状態。 休みもなく、家族との時間も作れない期間が2年間も続く 現状打開の為にYouTubeを使う。60本の動画でも全く集客できず。 試行錯誤を加えて月に25名動画で集客をし、全国から患者さんが殺到。 現在はリピート患者さんで予約が埋まる。 全国の視聴患者さんの為、自分のノウハウを全国の治療家に向けてセミナー、コンサルティング実施。