目次
整骨院における離脱率とは何を基準に考えるのか?
離脱率とは言葉の意味そのままで
患者さんが1ヵ月間に何%の方が来なくなるのか
と言う数字になります。
離脱にも種類があります。
- 治った
- 患者さんとの相性が合わなかった
- 風邪をひいてしまった
- 出張でたまたまきた
などと言うものも含めて離脱率と定義します。
集計の仕方は非常に簡単です。
例えば今現在2024年の4月と考えてください。
4月1日から4月30日までカルテ枚数が100枚あったとします。
そのうち全くの新規の患者さんが4月の中で10件あったとしましょう。
という事は既存の患者さん90人、新規の患者さん10件。
合計100件と言うことになります。
次の月の2024年5月にはカルテ枚数は先月の方が全員リピートしたとすると100件からのスタートとなります。
最終的に5月30日にカルテ枚数を数えたとしましょう。
その枚数が105枚あったとします。
そのうち新規の患者さんが20件、既存の患者さんが85件と言うふうに出てきたとしましょう。
全体の増加率は5%
ただし、既存の患者さんは100から85に減っているので15%減っていることになりますよね?
増え率よりも減る率の方が上回ってています。
ここまでイメージができるでしょうか?
新規集客はうまくいっているけれども、リピート率が悪いのではないか?
という事は毎月15%の方が減っていると言うふうになると、新規の患者さんが少なくなると、患者さんの数はどんどん減っていくと言う計算になります。
ここで新規の患者さんをたくさん増やしたら良いのでは?
と考えるかもしれませんが、これは危険です。
患者さんが来ても抜け率が多いので、新規集客を頑張るよりも減っているパーセンテージを5%でもいいから減らすことができないか?
と言うことを考えなければなりません。
全員が治って来なくなっているのであれば良いですが、普通の離脱があれば院経営として成り立たなくなる可能性があります。
このように考えると、あなたの治療院に必要なのはリピート率なのか新規患者さんの数なのかと言うことを明確になるのがわかりますか?
カルテ枚数が増えないのはなぜなのか?
新規の患者さんは来ているのに、既存のカルテ枚数が増えていないのは
- 患者さんが治り終了している人
- 1回来たけれども、2回目の予約がない
- 2回目は来るけども、3回以降の予約がない。
- たまたま風邪をひいてキャンセルや変更が多かった
このような理由が考えられるでしょう。
対策がそれぞれ違いますよね。
1、の場合で終了しているのであれば、メンテナンスをもう少し進めたりする必要があるかもしれません。
4、の場合は、葉書を送ったり電話をしたりなどアプローチをする必要があるでしょう。
問題は2と3。
単純にリピート率が悪いのであれば、自分自身のトークであったり治療技術であったりビフォーアフターがうまく取れていない。
そのように考えるのが一般的です。
ではどうやってリピート率を増やすのか?と言う疑問が生まれまる。
ここで初めて対策が打てるわけです。
ここで間違ってはいけないのが、多くの方が新規集客をもっとしないと患者さんが増えない。
売り上げが上がらない。
と言うふうに一遍等な考え方を持つだけです。
これが非常に危険です。
リピート率が低いと何が困るのか?
整骨院の経営上リピート率を上げると言う事は絶対に必要です。
だってリピートビジネスですからね。
10人来て6人の患者さんが続いたと言う事は、リピート率は60%。
フォーカスする場所を少し変えます。
残りの40%はあなたの治療院に対して満足をしていないと言うことを忘れてはいけません。
初回から2回目のリピート率はほぼ100%目指す必要があります。
無理な場合もあるかもしれませんが、基本的に初回から2回目、3回目は100%になっても不思議はなく通常のことです。
もしこの段階で患者さんが来ていないのであれば、あなたは患者さんに嫌われているのと同じことが言えます。
地域ビジネスで嫌われてるって致命的だと思いませんか?
これは本当に怖いことで、長期的に経営をしていこうと思ったら絶対に避けなければいけないところです。
万人受けをする必要ないかもしれませんが、きっちりとリピート対策を打つようにしましょう。
リピート率向上の方法は下記に詳細を載せておきますので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は離脱率についてお伝えをさせていただきました。
普段離脱率と言うのはあまり見ない指標かもしれません。
しかし、自分の治療院がどれだけの方に離脱されて、どれだけの方が続いているのか。
その指標は絶対に持たなければいけません。
闇雲にカルテ枚数が増えた減ったと言うので、一喜一憂するのではなく、その中身が大切です。
それがわかれば正しい対策を打つことができます。
面倒なことかもしれませんが、あなたがする必要もなく、スタッフさんや受付の方にも数式さえ教えれば簡単に行うことができます。
ぜひ日々の経営改善にお役立てください。
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それと同時に新規集客、リピート率アップ。
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