治療院で新規集客を増やす前にやるべきこと|集客の沼にはまらないために

治療院で新規集客を増やす前にやるべきこと|集客の沼にはまらないために

この記事の要点

治療院で新規患者さんが減ったとき、広告・SEO・SNSなどの新規集客を強化することだけが解決策ではありません。

新規患者さんは来ているのに1〜3回で来なくなる状態であれば、集客を増やす前に、「リピート」「治療技術」「患者さんへの説明」「自分の治療の軸」を見直す必要があります。

ここでいうリピートとは、回数券やサブスクリプションなどで通院を促すことではありません。患者さんが施術の必要性や身体の変化を理解し、「この先生に診てもらいたい」と納得したうえで必要な期間継続することです。

この記事では、新規集客を増やす前に確認したいことと、治療技術・リピート・新規集客をどのようにつなげて治療院経営を考えるのかを、僕自身の治療院経営をもとにお話しします。

「最近、新規の患者さんが来なくなった」

「以前はホームページから問い合わせがあったのに、最近はかなり減っている」

治療院を経営していると、このような時期があると思います。

そんなとき、

SEOをもっと強化しよう。
ホームページを作り直そう。
Instagramを頑張ろう。
広告をもっと出そう。

このように考えるのは、決して間違いではありません。

僕自身もホームページを作り込んでいますし、新規集客のための取り組みもしています。

ただ、新規患者さんを増やす前に、一度確認してほしいことがあります。

「今来てくれている患者さんに、ちゃんと選ばれているか?」

ここを確認せずに新規集客だけを増やしてしまうと、いつまでも新しい患者さんを集め続けなければならない状態になってしまいます。

今回は、新規集客を増やす前に考えてほしい「リピート」「治療技術」「自分の治療の軸」についてお話しします。

新規患者さんを増やす前に「今来ている患者さん」を見る

例えば、一人治療院で毎月10人の新規患者さんが来ているとします。

10人という人数は、決して少なくありません。

しかし、その10人のほとんどが1回、2回、3回で来なくなっているとしたらどうでしょうか。

この状態になると、

「もっと自分に合う患者さんを集めよう」
「新規10人では足りないから20人にしよう」
「30人集めれば、もっと売上が上がるはず」

と考えてしまいがちです。

確かに、新規患者さんを増やせば、一時的に売上が上がる可能性はあります。

ただ、その前に、

「なぜ、今来ている患者さんが継続してくれないのか?」

こちらを確認することが大切だと思っています。

穴の空いたバケツに水を入れ続けていないか

僕はこの状態を「穴の空いたバケツ」に例えています。

穴の空いたバケツでも、勢いよく水を入れ続ければ、一時的には水が溜まります。

しかし、水を入れる勢いが弱くなった瞬間、どんどん水は減っていきます。

治療院経営も同じです。

広告やホームページから新規患者さんがたくさん来ている間は、問題が表面化しないかもしれません。

しかし、広告の反応が落ちたり、SEOの状況が変わったり、競合が増えたりして新規患者さんが減ったとき、既存患者さんがほとんど残っていなければ、一気に経営が苦しくなります。

1年、2年であれば、それでも経営できるかもしれません。

でも、5年、10年と治療院を続けていくのであれば、新規患者さんを入れ続けるだけではなく、

「今来てくださっている患者さんに、きちんと価値を提供できているか」

という部分を見直す必要があります。

リピート率を上げる=回数券やサブスクではない

ここで誤解してほしくないことがあります。

僕が「リピートを見直しましょう」と言っているのは、

回数券を売りましょう。
サブスクリプションに加入してもらいましょう。
何とかして患者さんを長期間囲い込みましょう。

という意味ではありません。

回数券で先にお金をいただけば、一時的にまとまった売上が入ります。

サブスクリプションであれば、継続的な売上を作りやすくなるかもしれません。

しかし、僕が考えているリピートは、それとは少し違います。

大切なのは、

1回ずつの施術でも「またこの先生に診てもらいたい」と患者さん自身に思ってもらえることです。

患者さん自身が、

「もう少しこの先生に診てもらいたい」
「実際に身体が変わってきている」
「この先生だったら任せられそう」

そう感じた結果として、必要な期間だけ継続してもらう。

僕はそれが本来のリピートだと考えています。

患者さんに選ばれるために必要なこと

では、「この先生に診てもらいたい」と思ってもらうためには、何が必要なのでしょうか。

もちろん、治療技術だけではありません。

問診する力。
身体の状態を説明する力。
コミュニケーション能力。
清潔感。
院内の環境。

こうした基本的な部分も当然大切です。

そのうえで、治療家である以上、やはり治療技術は欠かせないと僕は考えています。

僕が考える「技術力が高い先生」の3つの条件

では、治療技術が高いとは、具体的にどういう状態なのでしょうか。

僕自身は、大きく3つあると考えています。

1.その場で変化を出せる

一つ目は、その場できちんと変化を出せることです。

痛みや動きなど、施術前と施術後を比較して、

「さっきより変わった」

と患者さん自身が感じられる。

これは患者さんとの信頼関係を作るうえでも大切です。

2.少しずつでも良い方向へ進められる

二つ目は、一度で劇的に変化させることだけではありません。

前回より今回。
今回より次回。

このように、少しずつでも良い方向へ進めていけることです。

毎回少しずつでも状態が変化し、

「前回より良くなっている」

という積み重ねを患者さん自身が感じられる。

僕はこれも非常に大切な技術だと思っています。

3.「できないこと」をきちんと説明できる

三つ目は、自分自身の限界を理解していることです。

治療家であれば、

「何とか良くしてあげたい」

と思うのは当然です。

しかし、すべての症状を自分だけで解決できるわけではありません。

だからこそ、

「ここまでは対応できる」
「ここから先は難しい」
「まずはここまでを目標にしましょう」

ときちんと説明できる。

これも経験と知識があるからこそできることだと思います。

僕自身は、

「その場の変化」「継続的な変化」「自分の限界を理解して説明できること」

この3つを持っている先生を見ると、技術力が高いと感じます。

治療技術を高めるなら、まず「一つの軸」を作る

では、その技術をどうやって高めていくのか。

僕がおすすめしたいのは、まず一つでいいので、自分の治療の軸を決めることです。

いろいろなセミナーに参加すること自体は悪くありません。

僕自身も今でも治療のセミナーに参加して勉強しています。

ただ、いろいろな技術を少しずつ学ぶだけではなく、

「自分はこの考え方、この技術を突き詰めて患者さんを診ていく」

というものを一つ持つ。

そうすると、自分の中に治療の軸ができます。

治療の軸ができるとホームページや集客も変わる

自分の治療の軸が決まると、実は治療技術だけではなく、集客にも影響します。

ホームページに書く文章。
患者さんへの説明。
YouTubeで話す内容。
SNSで発信する内容。

これらが自然と変わってきます。

自分が、

「どういう患者さんを助けられるのか」
「どういう患者さんに来てもらいたいのか」
「自分には何ができて、何ができないのか」

ということが明確になるからです。

集客で伝えている内容と、実際の問診・説明、そして施術が一致してくる。

その結果、自分が本当に診たい患者さんにも、自分の考え方や治療の特徴が伝わりやすくなります。

つまり、治療技術と新規集客は別々のものではありません。

新規集客・リピート・治療技術・利益・投資はすべてつながっている

僕は治療院経営を、


新規集客
↓
リピート
↓
治療技術
↓
利益の最大化
↓
投資・資産形成

この5つの軸で考えています。

そして、この5つはそれぞれ独立しているわけではありません。

治療技術を高める。

患者さんへの説明やコミュニケーションを整える。

必要な患者さんに納得して継続してもらえるようになる。

自分の治療の軸が明確になれば、ホームページやYouTube、SNSで伝える内容も明確になる。

その結果、自分の考え方や治療に合った患者さんが集まりやすくなる。

そして、治療院にきちんと利益が残れば、その利益を技術の勉強や将来の投資・資産形成に回すこともできます。

このように考えると、新規集客だけを切り離して考えるのではなく、治療院経営全体を見ることが大切だと分かります。

「新規集客の沼」にはまらないために

新規集客は大切です。

僕自身もホームページを作りますし、YouTubeなどで情報発信もします。

広告やSEOなどの集客方法を勉強することも必要です。

ただ、新規患者さんが減るたびに、

「もっと広告を出そう」
「もっとSEOをやろう」
「もっとSNSを頑張ろう」

だけになってしまうと、いつまでも新規患者さんを集め続けなければならない状態になります。

だからこそ、新規集客をさらに増やす前に、


・目の前の患者さんに価値を提供できているか
・必要な患者さんに継続してもらえているか
・自分の治療に軸があるか
・できること、できないことをきちんと説明できているか

ここを一度確認してみてください。

先ほどのバケツの話でいえば、まずは穴を塞ぐ。

そのうえで、新しい水を入れる。

僕は、この順番が長く治療院を経営していくうえで大切だと考えています。

最終的に目指しているのは「治療に集中できる環境」です

僕が、新規集客・リピート・治療技術・利益・投資/資産形成という5つについて発信しているのには理由があります。

最終的に目指しているのは、

治療家がお金だけにとらわれず、患者さんを無理に縛りつけることなく、好きな治療に集中できる環境を作ることです。

売上を作るためだけに患者さんに通ってもらうのではない。

患者さんにとって必要な治療をする。

そのうえで、治療院としてもしっかり利益を残す。

さらに治療院以外の収入や資産も育てていく。

そうすることで、

「稼ぐために治療する」のではなく、
「治療が好きだから治療する」

と言える環境に近づいていけると考えています。

まとめ|新規集客を増やす前に治療院の土台を確認する

新規患者さんが減ったとき、新規集客の方法を見直すことは必要です。

ただし、集客方法を変える前に一度確認してほしいことがあります。

・今来ている患者さんに価値を提供できているか

・必要な患者さんに納得して継続してもらえているか

・自分の治療技術に軸があるか

・できること、できないことを説明できているか

新規集客だけを増やすのではなく、まず治療院の土台を整える。

そのうえで新規集客を強化する。

この順番で考えることで、いつまでも新規患者さんを追い続けるのではなく、長く治療を続けられる治療院経営につながっていくと僕は考えています。

新規集客を増やす前に、今の治療院を一度確認してみてください

今回の記事を読んで、

「自分の治療院の場合、どこから見直せばいいんだろう?」

と思った先生もいるかもしれません。

新規患者さんは来ているけれど、必要な方に継続してもらえていない。

治療技術や考え方に、まだ明確な軸ができていない。

売上はあるけれど、思ったほど利益が残っていない。

あるいは、治療院の利益は出ていても、その先の投資や資産形成までは考えられていない。

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ABOUTこの記事をかいた人

28歳で開業。 独学やセミナーで経営の勉強。 月40万円以上使って広告費を使うがリピートが取れず利益が出ない状態。 休みもなく、家族との時間も作れない期間が2年間も続く 現状打開の為にYouTubeを使う。60本の動画でも全く集客できず。 試行錯誤を加えて月に25名動画で集客をし、全国から患者さんが殺到。 現在はリピート患者さんで予約が埋まる。 全国の視聴患者さんの為、自分のノウハウを全国の治療家に向けてセミナー、コンサルティング実施。